集客にウルトラCはないと思った方がいい
「なんか即効性のある集客方法はないですか?」
これは、本当に多くのクライアントから聞かれるものです。
このことについて、今回はお話してみたいと思います。
①ゴールは集客なのか
まず、このことについてお話する前に、考えないといけないのが、
「ゴールはなんなのか」です。
大抵のWebサービスは「集客 → 使ってもらう(買ってもらう)」
という流れになるはずです。
ということは、「使ってもらえる人をどれだけ集めるか」が
基本的には焦点にならなければいけません。
しかし、冒頭のような質問をしてくださる方というのは、
基本的にそこが抜け落ちてしまっています。
とりあえず人を集めたいと言っているのと一緒なのです。
気持ちはわからなくもありません。
見込み客数 × 成約率 = 単発的な売り上げ
ですから、見込み客を多くすればもちろん売り上げは上がります。
でも、ランダムで上手に集客できるほど甘くないのが今のWebです。
②即効性のある集客方法は基本的に1つ
現在のWebマーケティングの世界では、
基本的にオウンドメディア(SNSやブログなど)を育てていく方向性が
推奨されています。
※特にGoogleによって
以前までは、SEO対策として大量の被リンクを購入することで、
一気に集客をすることができましたが、現在はそれをやるとアウトです。
では、速攻で集客をするにはどうしたらいいのか。
その答えは基本的に1つしかありません。
「広告出稿」です。
SNSでも、Web広告でも、TVCMでも構いませんが、
基本的に出稿すればある程度大量のトラフィック増が見込めます。
しかし、広告出稿にはコストがかかってしまうことがネックです。
即効で集客したいと考えている裏には、売上がもう少し欲しいという、
課題感があると思いますので、広告費を捻出できるかは微妙ですよね。
もちろん、インフルエンサーにお願いしたりするのも一つですが、
基本的にお金がかかります。
お金をかけて宣伝してもらえば、広告になりますから、
結局広告しかないのです。
②自社メディアを育てる
集客増となれば、自社メディアを育てていった方が、
お金的なコストは少なく済みます。
もちろん、SEOやコンテンツの書き方、
SNSでのフォロワーの増やし方など、
専門知識が必要にはなりますが、トライ&エラーや勉強をしながら
実施していけば、金銭的なコストは必要ありません。
しかし、育てるのに時間がかかりますから、
即効性にはつながりません。
③完全なウルトラCを期待する
ウルトラCという言い方自体が、
古いので伝わりづらいかもしれませんが、
奥義!!や、他の人はできない奇跡的なことみたいな使い方をする言葉です。
集客の世界では、これはほとんど狙って起こせるものではありません。
おこることがあるとすれば、
インフルエンサーが自主的に紹介してくれること
くらいでしょうか。
当たり前ですが、インフルエンサーの投稿はすべてが広告ではありません。
彼らの個人的な発信のほうがメインのコンテンツになるのですが、
その中で、インフルエンサーが自主的に「良い」と思って
発信をしてくれることがあります。
それを期待するしかなくなってしまいますが、
最初にも述べたように基本的に、コントロールしてできるものではありません。
最後に
集客を強めたいのであれば、
短期的ではなく、基本的な施策の積み重ねをした方が圧倒的に強いです。
短期的に集めようとすると、怪しさを増してしまったり、
お客さんへのストレスをためるような結果になりがちです。
ウルトラCを求めるのではなく、
基本的なことをきちんと積み重ねるといいと思います。
では。