ワヲンという名のマーケターのブログ

上場企業でWeb広告CPAを半年で30%改善させ、1年でSEO1位獲得Kw数を27個増加。アプリインストール数を昨年対比で170%にさせたWebマーケター

巻き込み事故を起こしたモン勝ち

どうもこんにちは。ワヲンです。

 

以前書いた記事で

 

wawon34.hatenadiary.com

 

純粋なお客様はもういないっていうお話をしました。

 

みんなが発信できるし、

いろんな情報にアクセスできるようになりました。

 

そして、その影響もあって、

10年くらい前までは超絶有効だった、

一方的なアプローチ(マスマーケティング)が

だんだん効かなくなってきているのはご存知の通りだと思います。

 

じゃあ、企業がマーケティング活動を行うことは不可能になったのか・・・

それは違います。

 

では、どうすればいいのか。

それをここでお話できたらなと思います。

 

 

ユーザーが情報を取捨選択するようになった

先述したように、

消費者(情報を受け取る側)が受け取る情報を取捨選択できるようになりました。

 

具体的に言えば、

 

どんな人でもTVや新聞を見て画一的な情報を受け取るしかなかった時代

f:id:wawon34:20180308215049j:plain

 

そこから、

いつでも好きな時に自分の好きな情報をスマホやPCなどの

IT機器から一人一人受け取れるようになりました。

 

f:id:wawon34:20180308215251j:plain

 

 

一般家庭で言えば、

お父さんが好きな番組を見ているときは、

お母さんや子供たちは好きな情報を外部から受け取る手段がなく、

結局みんな同じ情報を同じタイミングでしか受け取れませんでした。

 

でも、今は、誰かがテレビを見ていても、

子供たちは自分の好きなYouTuberの動画を見るし、

お母さんは自分のスマホでファッションサイトで買い物もできます。

 

だからこそ、マスマーケティングが効かなくなっているのですが、

それであれば、一人一人のスマホ画面にアプローチを仕掛ければいいのです。

 

広告を広告と認識したユーザーたち

では、ターゲットユーザーも決めずにただただ乱発するような、

Webアプローチをすれば良いのかというと、そうではありません。

 

最近のネットユーザーは非常にネットリテラシーが高いので、

広告はコンテンツの一部ではなく、広告として認識されてしまいます。

 

そうすることによって、

広告らしい広告は、スルーされてしまうのです。

 

だからこそ、広告っぽくない広め方が必要になってくる。

 

口数の多さで勝負する必要がある

 

 マスメディアを使ったマスマーケティングも、

Webを使った広告戦略も、

発信者が「広告主(企業)」であるという切り口で見れば一緒です。

 

結局これ自体が、効果がなくなってきているというのが、

現代のマーケティングです。

 

マスメディアを使うか、Webを使うかという話ではなく、

伝える側と受け取る側が1:多数で成り立っている構造に、

ユーザーが信頼を置かなくなっているということなのです。

 

では、どうしたらいいのか。

 

これに対する一つの答えが、「バズ(口コミ)」です。

 

もうちょっとわかりやすく言えば、

企業が宣伝するのではなく、消費者に宣伝してもらうのです。

 

純粋なお客さんはもういない = 消費者 = 発信者

 

なわけですから、

この情報受け取る側の人をいかにして、発信者側に回ってもらうか、

これが重要になります。

 

今まで発信していた形が、

 

1:多数

 

であったのに対して、

 

1:1が無限に広がる

 

みたいなイメージが現代の口コミだと思ってください。

 

だからこそ、口コミをする人(消費者で口を開いてくれる人)を

いかに取り込めるのかがカギになってきます。

 

発信しやすい形を作ってあげる

口コミが一気に広まりやすい媒体としては、

Twitter」「Instagram」があります。

 

Twitterは140文字(最近はつなげて複数ツイートができるので変わってきましたが)

の制限がありますが、RTやいいねなどが、フォロワーにも広がるため、

いわゆる誰かの口コミ自然と広まっていくことに適しています。

 

そのため、企業側がTwitterアカウントを作成して、

消費者がRTしやすいような投稿を心掛けたり、

消費者と直に交流を持つことによって自然と口コミ効果を得ることができます。

 

一方の「Instagram」は口コミが自然に広がるということは難しいのですが、

ビジュアルメインのSNSのため、みんなが真似して同じような投稿をすることがあります。

 

例えば、

「食べる牧場アイス」という商品は、Instagram上で爆発的に投稿されています。

おいしいというのもあるのですが、パッケージがかわいいのでとても投稿のしやすい形になっているのです。

 

また、「羽の壁画」もInstagramでは定番コンテンツです。

カラフルな羽だけが描かれている真ん中に人が立って、写真を撮ることで、

かわいいコンテンツが出来上がるのです。

 

このように、受け取った消費者が投稿しやすい形に、

商品やサービスを変えてしまうというのが非常に有効になっています。

 

最後に

インターネットが発達している昨今では、

一方的なアプローチや価値観・意見の押し付けはかえって

炎上や無駄なアンチ層を生み出してしまいます。

 

そうではなくて、できるだけ消費者の行動様式に合わせて

商品を形作っていくことが、今後のマーケティングの大きなテーマになると思います。

 

では。

 

 

linktr.ee